夏から秋への季節の代わり目は特に体調の変化が出やすく不調を抱える方は多いのではないでしょうか?
たとえば猛暑がひと段落した秋ごろに急に不調が表れてくることもあるようです。
そのような不調の原因は夏場のクーラーの影響や、冷たいものを食べ過ぎたことで体が冷やされ血行不良が起きてしまっていることが考えられます。
そんな冷えや血行不良の悩みを抱えるのは女性に多いイメージですが、男性だってもちろん無関係ではありません。
とくに中年のおじさんになってくると年齢的な問題で代謝機能が衰えてきますから当然「若い頃」にはなかった問題がいろいろと発生してきます。
実は10歳ほど年上の友人が血行不良からくる「目眩(めまい)と吐き気」など、目の不調で日常生活にも支障をきたすほどの症状に襲われ大変困っています。
冷え・血行不良の問題はぼく自身が下半身麻痺の身体障害を持っているので特に気をつけているテーマです。
そこで僕が日ごろケアしている冷え対策を交えながら友人が抱える「目の不調」を和らげる方法を検討してみました。
同じような症状で冷えと血行不良で悩んでいる方に役立てばうれしいです。
Contents
血行不良からくる目まいは肩こりと同じ?
友達はある日を境に急に目眩(めまい)と視界がぼやけるような症状が表れ自動車の運転も難しくなるほどの状態になりました。
目まい(めまい)の影響で歩いていてもふらふらする状況なので気分も悪くなり吐き気をもよおすほどです。
めったに病院なんて行かない人でしたが、さすがにこれはおかしいと思い病院を受診すると異常はないという結果です。
もちろん血液検査などの精密検査を受けていますが、なんら異常はなく、しいて言えば血行不良の影響からくるものという医師の診断だったのです。
要するに血液の循環が悪くて肩こりなどの不調が眼に出てきているだけで特に薬での治療も必要なくいわば「日にち薬」で次第に症状は改善されていくとの担当医師の見解です。
ひとまず深刻な病気と原因ではなかったことは安心できましたが、問題は日常生活への影響です。
目の焦点が合わないので仕事も普通にこなせなくなります。
視力がぼやけているのでクルマの運転も危険です。
医師の「日にち薬」で目まいの症状は次第に改善するという言葉には、ひとまず安心できたもののいつ治るのか?本当によくなるのか?はハッキリしません。
そこで医者任せではなくて血行不良が解消できるケアを取り入れて自分で治すという意識が大事だとアドバイスしました。
血行不良を改善する方法
友人は病院で血液検査を受けても異常はなく、目まいの症状は血行不良の影響と診断されてるのでおそらく冷えの問題も抱えているとも考えられます。
それと肩こりの症状が目の方へと不調が表れていると医師から指摘されていますのでストレッチなどのケアも必要です。
なので一般的な肩こりを解消するストレッチや僕自身が冷え対策にケアしているお灸も目眩(めまい)に良い結果が得られるのではと思いました。
では僕が普段から冷えと血行不良をケアしている方法を紹介します。
◇お灸とその効果
ドラッグストアやアマゾン、楽天などでお灸を購入し寝る前などに行なっています。
お灸といえばメジャーな存在のせんねん灸などが認知度が高い存在ですが、アマゾンで検索してみるといろいろな種類が存在し感心した覚えがあります。
その中でもやはりドラッグストアに行けば絶対といえるくらい店頭で購入できるせんねん灸がやはり使いやすいお灸だと思います。
バリエーションもいくつかありますがお灸初心者さんは温度がマイルドなソフトタイプをまず試してみると良いです。
お灸に使用されているもぐさは「ヨモギ」が使われていてデトックス効果や血中コレステロールを和らげる作用があると報告されています。
お灸の温熱効果ともぐさ(ヨモギ)の相乗効果で体調を整えることができます。
お灸に火をつけてから消えるまで長くても5分前後ですので寝る前のわずかな時間で冷え対策を行うことができます。
ぼくは下半身が特に冷えてしまい、夏でもクーラーで冷やされてアイスノンみたいに冷たくなっているので血液の循環(めぐり)も悪く常にむくみがあります。
なのでお灸で両足を温めてから寝るようにしています。
いちおう火を使うので火傷や火の始末には注意が必要です。
◇吸い玉(瀉血カッピング)とその効果

最近お嫁ちゃんがアマゾンで購入した瀉血カッピング。
でも本来の瀉血カッピングとその治療は針で悪い血を吸い玉で血抜きするものです。
現在こんな瀉血ができるのは限られた医療機関だけになります。
なので自宅でのケアは瀉血ではなくただの吸い玉ケアになります。
お嫁ちゃんがアマゾンで購入した吸い玉は3000円ほどの商品です。
素材はプラスチックでできていて背中やコリのある個所にカップを乗っけて専用のポンプでシュコシュコ空気を抜くと肉が吸い上げられて血のめぐりの悪い個所はみるみる紫色に変化し、ハッキリ言ってかなりグロいです。
皮膚(肉)が吸い上げられているので激痛とまではなりませんがまあまあ痛いです。
では実際の写真をお見せしましょう(閲覧注意)。

でもマッサージや指圧が上からの一方向からのアプローチに対して吸い玉は360度の全方向からのアプローチになるのでほぐし効果はかなり高いと世話になっている鍼灸院の先生が教えてくれました。
費用対効果も3000円の買い切りで半永久的に使えるのでコスパ抜群です。
僕はこの吸い玉ケアは悪くないと思いましたし、むしろなんでみんなやらないの?と不思議に思うほどです。
みなさんぜひ吸い玉で血流改善に役立ててください。
あとデメリットはカップで吸い上げられた肌がムラサキ色に残りますから温泉なんかに行くとジロジロみられるのは避けされないでしょう。
◇筋トレとストレッチ
筋力トレーニングも代謝を上げる効果があるので冷えと血行不良に効果があります。
でも肩こりがあったり関節の可動域が狭いと無理なウェイトでトレーニングをすると関節を痛めてしまったりするのでペットボトルなど軽い1キロ程度の重さでトレーニングすると良いです。
でもウェイトトレーニングは息を止めてしまうデメリットがあるのでできれば有酸素運動と呼ばれる動的なストレッチや運動が血流を上げるには適しています。
動的ストレッチとは?
いまさら説目するまでもないかもですが、広島カープ時代に良く取り上げられた前田健太投手が実践していたいわゆる「マエケン体操」です。
肩甲骨の動きを意識してぐるぐると肩と腕を交互に回転させることで筋肉を温めることができます。
やってみると分かりますが、連続した動作は呼吸と肺活動にもつながるので数分程度腕をぐるぐるするだけでぜえぜえと息があがります。
「おしくらまんじゅう」という子供のころにやった遊びのように動的ストレッチは体をホカホカと温める効果があるので血流を上げる効果が得られます。
ウェイトを上げるような負荷をかけることもないので身体を痛めるこもなく用具も必要ありません。
自分の続けやすいゆっくりとしたスピードで体が温まった感じが得られれば十分です。
その気があればいつでもできますしテレビを観ながらだってできるでしょう。
あとはアナタの治りたいという熱意だけです。
◇ちょっとハードルは高いかも?の水泳
寒い冬には水に入るのは躊躇ってしまうプールですが、水泳は水圧からうける影響でマッサージ効果も得られますし動的ストレッチと同じ有酸素運動です。
有酸素運動で得られるの心臓の筋肉を活動させることで血液の循環を促すことにつながります。
水泳というくらいですからやはりクロールや平泳ぎなどで活発にスイミングしなければならないイメージを持ってしまいます。
でもスイミングプールにいくと意外と泳ぐよりも水のなかでウォーキングしている人のほうが多いので必ずしも泳ぐ必要はないです。
程よいプールの水圧が掛かる水の中は普通に歩道をウオーキングするよりも負荷がかかり心肺が動き血流を上げることができます。
残念ながら僕は下半身不随のためにウオーキングは無理なのでゆっくりしたスピードで泳いでいます。
ちょっと最近足の怪我とか体調を崩すことが多くてここ1年ほどスイミングプールには行けて無いのですがやっぱり定期的に泳いでおくと代謝と血流も良くなるので風邪も引きにくくなります。
風邪で寝込むことが多いようなかたは一度騙されたと思ってスイミングを続けて見てください。
一回や2回行ったぐらいじゃダメですよ!
何ごとも継続がポイントです。
◇鍼灸院での治療
自分でできるケアではありませんが週に1回鍼灸院での鍼治療を受けています。
東洋医学として代表的なイメージの鍼灸治療ですが、直接体に針をさすので敬遠する人も多い印象です。
でも鍼の刺激で血流を促して体温をアップさせることもできますので、結果的に体の免疫力を上げることにつながリます。
冷えと血行不良を抱える僕の身体の状態を考えると予防的な意味で鍼灸治療は必要な存在です。
ただ鍼治療を友人などに薦めてみるとだいたい痛そうとか嫌がっている反応が多いのですが、ぜんせん痛みはありませんよ。
なのでちょっと鍼治療を受けてみたいけど痛そうだから・・・と心配しているなら激痛はありませんので安心してください。
治療院によっては保険適用で鍼治療を受診できるように配慮されている施術院もありますのでぜひ冷えや血行不良に深刻な不調があるのなら鍼灸治療も検討してみてください。
◇身体を温める効果のある食品を摂る
日本には四季がありその季節ごとに野菜や果物などその時期に収穫できる作物がありますよね?
まあ今ではほとんどの野菜や果物は年がら年じゅう収穫できるように栽培技術が進んでしまっていますが本来なら「旬(しゅん)」というものがあります。
たとえば夏ならきゅうり・茄子、秋なら栗や柿などが旬の野菜・果実のイメージを持つことができます。
この旬というのはじつはその時期に摂れる食べ物を摂ることが必要な栄養素を取り入れることになり「旬の物を食べるのが体に良い」と言われる根拠になっています(農家のおじさんからの耳学問です)。
さきほどの秋の味覚の代表格「栗」の成分を見てみると炭水化物やビタミンCなど多くの栄養素を含んでいます。
栗に含まれるビタミンCは寒い冬場を迎えるために加熱によって失われてしまうことがないようにでんぷんで保護されているスグレモノです。
夏野菜のきゅうりは身体を冷やす働きがあるとも報告されていますし、やはり旬の野菜を摂ることが理にかなっています。
では体を温めてくれる効果が期待できる野菜といえば思い浮かぶのはやはり「生姜(しょうが)」です。
その生姜も年中スーパーマーケットで見かける食材ですがやはり「旬」はちゃんとあるんです。
ショウガ(生姜)の旬は冬が深くなる前の10月~11月にかけて収穫されます。
この時期以外に見かけるしょうがは要するにハウス栽培と考えてよいです。
で、この生姜が体を温めてくれる成分というのがショウガオールという成分になります。
しょうがにはジンゲロールという成分があり、この成分を加熱することで体を温めるショウガオールという物質に変わります。
こちらの記事でジンゲロールとショウガオールについて説明しています。
ですから生姜を使って体を温めたい場合には加熱して料理などに使うといいです。
日本人は寒い冬に備えてしょうがを摂るなど、旬の時期を意識して季節ごとの食材を食べることで自然のリズムに合わせて過ごしてきてたんですね。
なので体調が優れないという場合は食生活も見直してみることも大事です。
一度、季節ごとの旬の作物や食材を摂ることを意識して見てはいかがでしょうか?
でもやっぱり健康ケアは時間と手間がかかります!
僕自身が冷え対策と健康ケアに取り入れている方法ですがいかがでしょうか?
あくまで僕の個人的な冷え対策なので人によっては筋トレは自分には無理だな・・・
私にはお灸はちょっと・・・
そんな苦情?も聞こえてきそうです(苦笑)
ちなみに目まいに悩む友人にはがっつりお灸のケアを薦めました!
実際に仕事場までお灸を持参して押しかけ「大丈夫だから一回試してみろ!」とほとんど無理やりにお灸デビューさせました(彼は自営業で工場を経営している)。
彼はお灸を体験して思っていたほど熱さは感じなかったしむしろホンワカと温もりを感じるお灸を気に行ってくれたのであとは本人次第ですね。
まあ流石に工場まで押しかけてお灸をやらせたのはいささか「やり過ぎ」かな?とも後になって思いました。
でも彼に口だけでお灸が良いからやって見たら?と言ったぐらいではきっといつまでたってもお灸を試すことはしなかったのではと思います。
人間は面倒くさがりですからついつい面倒なことは後回しにしがちです(当然僕自身も)。
なので彼には強引でしたが無理やりお灸をさせてよかったと僕は思っています。
あとは彼自身が目まいを本当に治したいと思うかどうかです。
手間が掛からないらくちんな血行ケアは?解決策は?
お灸にしろ何にしろ血行不良を和らげていくためにはそれなりの努力は必要ですし時間もかかります。
どの方法もメリットもあればやはりデメリットは存在します。
水泳とかはプールが近くになかったり、忙しくて行く時間が取れないという現実的な問題も出てきます。
お灸も効果とメリットは理解できるけど煙とニオイが出てしまうものが多いので部屋が臭くなるとかの問題も発生します。
なので軽い運動を取り入れながら代謝機能を上げてくれる健康サプリなどを摂るのもひとつの方法だと思います。
運動や食事で血行不良をケアすることは十分わかっているけど忙しくて手が回らないときもありますよね?
でも何か対策しなければ体調や血行不良は改善しません。
それなりに年齢を重ねていくと毎日を健康に過ごすためには間違いなく「努力」は必要です。
けれどそれが出来ないから困っているという人は多いと思います。
そんな時間がなくて切羽詰まっている人はせめて健康サプリでケアすることを考えて見てはいかがでしょうか?
いろいろと情報を集めてみると目まいにアプローチできる生薬と漢方が配合された【生漢煎 苓桂朮甘湯(しょうかんせん りょうけいじゅつかんとう)】を試してみるのも良いです。
この生漢煎 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)は、4種類の生薬を配合した体内の水滞に働きかけてめまいや耳鳴りにもアプローチする漢方薬です。
天然由来の生薬を使用するため、副作用が少なく、体の巡り(めぐり)といったバランスを整えることに役立ちます。
下記の記事で【生漢煎 苓桂朮甘湯】を詳しくチェックしていますので参考にしてください。
>>>生漢煎 苓桂朮甘湯でふわふわめまいは治る? 特徴・効能とコスパを評価!
まとめ!健康対策に関心を持って生活していますか?
ぼくは身体障害を抱えて日常生活を健康に送るためには自分でケアするということを僕自身が身を持って体験しています。
そういう意味では健康と自己管理についてはフツーの人よりは関心を持っているつもりです。
不幸自慢のようになってしまいますがぼくは便秘や冷え、床ずれ・尿路感染という脊髄損傷ならではの症状と日々戦っています。
でも障害者でなくっても五体満足に生きている人が60代や70代と高年齢化していくと内臓や足腰などいろいろな部分の機能低下が出てくるのは当然です。
言い過ぎかもしれませんが、年齢を重ねていくことでみんな障害を抱えていくと言うことに気づくべきです。
なのである程度の年齢や不調を抱える普段から健康ケアを実践しておくことが大事だと僕は考えていますし周囲の人間にも「自己管理」に関しては厳しく接しています。
まー他人さまからすれば大きなお節介なんでしょうね(苦笑)。
いまこの記事を読んで頂いている「あなた」が体調に気を配って長生きしようが「自堕落な生活」で明日お星さまになってしまったところで僕には関わりのないことです。
でもそんなあなたにだって心配してくれている家族や友達がきっといるはずです。
もし僕が体調が優れずに悩んでいる友達が側にいたら絶対に放って置けません。
お節介かもしれませんがそんな気持ちでこの文章をしたためました。
血行不良からくる目まいに悩む友人が果たして「お灸」を継続するかどうかは定かではありませんが自分にピッタリな血行ケアを見つけて欲しいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
体調の変化が気になってきた方にはこちらの記事もどうぞ。
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